2019.07.19

保育日記

買い物体験を行いました

買い物ごっこ遊びの延長として、3歳児1人、2歳児5人の計6人の子どもを対象に買い物体験を実施しました。

今回参加の3歳児の子どもは昨年10月と11月にそれぞれ買い物体験をしていますが、2歳児の5人の子どもたちは初めての買い物体験です。

 

買い物体験の行程は以下の通りです。

 

①3歳児が前日に買うものを決める(今回は玉ねぎ)

②2歳児は当日に玉ねぎを買うことを聞いて、お金入りの袋を肩に掛ける

③約1㎞歩いて、若狭ふれあい市場に行く

④陳列された野菜から玉ねぎを探す

⑤レジで自分でお金を払い商品を受け取る

⑥買った玉ねぎをリュックに入れてあすいくまで歩いて帰る

 

朝から「今日は買い物行く!」と張り切っていた子どもたちは、小雨も気にせず「玉ねぎ買うねん!」と話しながら歩きます。

昨年の買い物を体験した3歳児が「こっちやで」、「右に行くで」、「信号渡るよ」と道案内してくれました。

途中の池で鯉を見つけると「鯉のぼりの鯉や」と言ったり、「あっちのほうが大きい」と言い合ったりしていました。

 

お店に到着して、玉ねぎを一番最初に見つけたのは年長の3歳児。

続いて2歳児の子どもたちも次々と玉ねぎを手に取ります。

一番手前の袋をパッとつかむ子、どれにするかじっくり見てから決める子、子どもたちそれぞれの特徴がよく出ていました。

レジでは、保育者が「順番ね」と言わずとも、自然と順番を守ってお会計できました。

「お金どうぞ」と言いながら払う子もいれば、恥ずかしそうに黙って払う子、財布代わりの袋の中になかなか手が入らず泣き出す子もいましたが、最終的にはどの子どもも自分でお金を支払い商品を受け取ることができました。

帰りは玉ねぎが入って少し重たくなったリュックを背負い、また歩きます。

子どもたちは疲れた様子も見せず、帰りの横断歩道もしっかり手を挙げて渡っていました。

あすいくに帰ると、お留守番をしていた1歳児や保育者に「玉ねぎ買ったで!」と報告したり、鞄から出して「見て~」と誇らしげに見せたり、「お母さんにあげるねん」と教えてくれる子もいました。

 

今日、子どもたちは自分たちで買ってきた玉ねぎを持って家に帰ります。

どんな風に買い物をしたか、お話を聞いてあげていただければ幸いです。

 

今回は一つの商品を事前に決め、商品代金ぴったりのお金を袋に入れて渡しましたが、今後は、自分でお金を数えて出す、複数の商品を探して買うなど、より本当の買い物に近づけた設定での買い物体験も計画したいと考えています。

 

(谷元)

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