2022.10.28
保育日記内科検診がありました
10月18日、山本こども診療所の山本茂樹先生にご来所いただき、内科検診を行いました。
先生が来られた時は緊張気味で、保育士のそばにくっついていた子どもたちでしたが、検診が始まると先生のそばに集まり、順番に検診を受けることができました。
前の子が前屈している様子を見て、自分から真似して前屈することもできました。
検診後、研修会を実施いただきました。
この夏、手足口病が大流行したことに伴い「発疹を主症状とする感染症」についてお話いただきました。
お教えいただいた内容についてお伝えします。
〇手足口病
手のひら、足底に平たい2~3mmの小水疱
臀部、膝に紅斑、水泡、丘疹
舌、口腔粘膜のアフタ
発熱が見られることあり、治療の特効薬はなく、高熱、咽頭痛に対する対症療法となる。
〇ヘルパンギーナ
口蓋垂付近の小水疱、潰瘍がみられ、痛みを伴う。
突然の発熱(微熱~高熱)が多い。治療の特効薬はなく、高熱、咽頭痛に対する対症療法となる。
〇水痘
かゆみを伴う発疹が体幹に見られ、その後顔、頭、四肢へ広がる。
赤い斑丘疹→水泡→びらん→痂疲となる。
発熱あり、抗ウイルス薬を内服する。
2014年より定期予防接種となり、患者数は激減している。
〇溶連菌感染症(咽頭炎)
全身に淡紅色の点状発疹、境界不鮮明なびまん性紅斑がみられ、かゆみを伴う。
発熱、咽頭痛がみられ、抗菌薬を内服する。
近年、これらの感染症は、季節関係なく流行する傾向にあるとの事。
これから寒さも厳しくなり、感染症が流行しやすい季節となります。
保育ルームあすいくでは日々の体調管理に今一度気をつけ、日々保育していきたいと思います。