2019.03.08

施設長コラム

開設3年目を迎えるにあたって

保育ルームあすいくは開所してから間もなく2年となります。

企業主導型保育所として2017年4月に開所し、この日を迎えられるのもひとえに保護者の皆さまの温かいご厚情の賜物と心より深くお礼申し上げます。

保育ルームあすいく開所3年目を迎えるにあたり、保育ルームあすいくは保育者一同心を新たにして、さらに子どもたちの安全と成長に寄与できるよう、そして保護者の皆さまにより一層のご支持をいただけるよう取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

改めて3年目を迎える保育ルームあすいくの保育方針について下の通りまとめました。

 

 

【保育ルームあすいくの保育観】

どのお父さん、お母さんにとってもお子さんは「大切」で「特別」な存在であることは間違いないと思います。

そんなお子さんを、保育ルームあすいくでもその他大勢の子どもの一人としてではなく、ひとりひとりのお子さんの個性を尊重し、ひとりひとりの安全に配慮し、ひとりひとりの成長を見守り支援し、ひとりひとりを大切に育てていくお手伝いをさせていただきたいと考えています。

  

【安全面】

内閣府の発表では、保育所や幼稚園から報告が挙がっている死亡や1ヶ月以上の治療を要するけがを負った子どもの数は毎年約900人となっております。内訳で一番多いのが骨折で約700人、死亡は10~20人となっております。

保育所や幼稚園に通う子どもは260万人くらいだと思いますので、数字上の確率で大きなけがを負う確率は0.03%で約30,000人に1人、死亡する確率は0.0003%で約300,000人に1人と確率的には多くないようには感じます。しかし、自分の子どもが当事者になると考えるとぞっとします。

ですから、保育ルームあすいくではまずお預かりしているお子さんの安全面を最優先しています。お昼寝時の突然死の防止対策は当然のこと、どんな時も保育者が子どもの行動を把握できるよう人員配置には気を遣っています。一般的な人員配置を行っている保育所では人員が足りず子どもを十分に見られないところも多いと聞きます。そして子どもの大けがも保育者の見ていないところで発生していることが多く、死亡例にいたっては子どもが死亡してからしばらくは保育者が気づかないという事例が多く見受けられます。保育ルームあすいくも完璧な対応をできているとはいえませんが、大きなケガや死亡事故が起きないよう、大切なお子さんを大切に育てられるように取り組んでおります。

 

【教育面】

保育ルームあすいくは、定員数12人と小規模保育所ですので大規模な保育所に比べるとダイナミックさには欠けることは事実です。しかし、大人数に埋もれてしまうことのないよう、ひとりひとりの個性や発達に合わせた保育を保護者の方々と共に取り組みたいと考えております。お父さん、お母さんにとってお子さんは「特別」な存在であるはずです。一人一人を「その他大勢」として育てることなく「特別」な存在として大切に育てていけるように取り組んでおります。

来年度からは保護者会も定期的に開催させていただき、保護者の皆さまの保育ニーズをより汲み取ることのできる保育所運営を行いたいと考えております。それぞれの子どもの小学校入学までを想定して成長計画を考え、より実践的な保育を行っていきたいと考えております。

 

 

施設長 中村 淳

診療科目
精神科(再診)  金山   岡本  能登・中山  加藤   髙橋 
精神科(初診) 岡本 金山 髙橋 中山 加藤
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